ストレスが多いと集中できない
先ほどの例のように、「気になること。」があったり、「腹立たしいこと。」「辛いこと。」などのストレスを感じた状態では、アルファ波は出せません。現代は、昔以上にストレス社会と言われています。ストレスに悩む現代人は多く、ストレス過多が原因で引き篭もりや鬱になってしまう人も多いですね。
そして、ストレスの影響で、アルファ波が出ている状態で集中力を発揮することも、難しくなっている人もいます。
もしも自分の意志でアルファ波が出せるなら
脳波を自己制御するトレーニングを行っていない人には、自分の意志で脳波をアルファ波状態にすることはとても難しいですね。自分の意志ではどうすることもできないのが、脳波コントロールの難しいところです。イライラすることがあり、「イライラしてはいけない。ストレスを感じていると効率が下がる。」と分かっていても、イライラすることは仕方なく、イライラは時間の経過を待ったり、イライラの根本を解決しなければいけません。すぐに解決するのは不可能なストレスの元もあります。
「気になることがあるから勉強に集中できない。」でも、気になることを無視して勉強に集中するのは難しいですね。
瞑想の修行を積んだ人なら、自らアルファ波状態になれる
お坊さん、僧侶の中には、「瞑想」をする人もいます。一般の人にはあまり行われていない瞑想ですが、修行を積んだお坊さんの場合、瞑想によって脳波をアルファ波状態にすることが可能だそうです。お坊さんは凄いですね。瞑想には修行が必要で、一般の人にはなかなか真似ができません。
意識してアルファ波状態にすることは難しいのですが、脳波測定機でトレーニングは可能です。トレーニングを続ける必要はありますが、脳波測定機で自分の脳波を知れば、瞑想のように、自分の意志で脳波をコントロールできるようになります。
疲労困憊で、アルファ波が出やすく
疲労困憊で、体調を崩している人は、アルファ波が出やすくなると言われています。脳が疲れ、危機的状態の時に、脳が自分からリラックスしようとしてアルファ波を出しやすくしているのかもしれませんね。脳が疲労を感じている状態、例えば何時間も寝ないで起き続けているときと同じ状態かもしれません。眠気の限界を突破すると、眠気がなくなり、楽しい気持ちになることがありますね。経験あるでしょうか。 また、とても疲れた後に眠ると、短時間で深く眠ることができますね。心地良い眠りができるのは、疲労によってアルファ波が出ているからかもしれません。しかし、アルファ波を出すためだからと言っても、「疲労困憊の生活を続けること」は、とても大変ですね。 数日だけなら可能かもしれませんが、疲れる生活でアルファ波を出していても人生は楽しめないかもしれません。
自分の意志で脳波をアルファ波状態にできると良いですね。