アルファ波は緊張状態では出ない
肝心の場面で緊張してしまうと、自分の実力が発揮できませんね。勉強だけではなく、スポーツや、コミュニケーションなどでも、緊張していては自分自身が持っている力が出せませんね。実力を出し切るなら、リラックスしながら集中力を発揮している、アルファ波状態でいる必要があります。
リラックスしてアルファ波を出す
リラックスしているときには、副交感神経(自律神経)が体の調子を支配しています。逆にストレスが掛かっている状態では、交感神経が体の調子を支配していると言われています。ストレスを受けたり、体が緊張してしまい、交感神経が働いてしまっているときには体は興奮状態にあります。
アルファ波を出している状態の脳
脳波を見れば、その時の心理状態が分かります。緊張状態、興奮状態、焦り、不安、安静、リラックスなど、人の心理状態には様々な状態がありますが、これらの状態も脳波に表れます。普段の生活の中では、ほとんどがベータ波の状態で、集中して勉強や趣味に没頭している間は、アルファ波が出ます。
アルファ波が出る行動
目を閉じると、アルファ波が出やすくなると言われています。安静にしてリラックスしているとき、一つの事に夢中になっているときには、脳波がアルファ波になります。普段、五感を使って通常の生活をしている時や、ストレスを感じているとき、勉強に集中できていないときには、脳波がベータ波になっています。
眠っているときには、シータ波やガンマ波
θ波(シータ波)・γ波(ガンマ波)は、睡眠中の脳波です。ガンマ波は、睡眠中の中でも特に深い睡眠状態の時に表れる脳波です。平穏なときには、アルファ波が発生し、副交感神経が優位になると言われています。
ゴルフは緊張するスポーツ
緊張するスポーツほど、メンタルトレーニングが大切ですね。どんなスポーツでも、実力を出し切るには緊張して体が固くなってしまってはいけません。その中でもゴルフのパター入れは、心理面が成績に反映されやすいと言われています。脳波計測しながら、パター勝負の実験をしたところ、脳波がアルファ波状態で集中できているときにはカップインし、緊張し、脳波がベータ波になっている選手はカップインしにくいという結果が出たそうです。脳波だけではなく、パターの熟練度によっても差はあるかもしれませんが、脳波の状態の良し悪しが、パターゴルフの成績に比例するという結果が出たそうです。脳は大切な部分です。自分の意志で自在にアルファ波状態を維持できることは、人生を大きく変えるでしょう。